理事長挨拶
理事長就任のご挨拶
この度、令和5年10月より医療法人 新生会 福島病院の理事長に就任いたしました福島 隆生です。
私は福岡大学医学部で腎臓内科、膠原病の臨床、研究に従事し大学院で医学博士を取得して、平成19年に父 克彦の開業した新生会 福島病院に帰って参りました。
父の立ち上げた人工透析の治療・診療を中心に、内シャント作成術、内シャント血管拡張術など、外来では糖尿病や慢性腎臓病の保存期から透析導入までの患者の治療などをおこない、前理事長である父の手助けをしながら院内の診療に努めて参りました。
地元に戻ってから早くも16年が経ち、循環器内科である院長の兄 幹生と共に支え合い当院を運用して参りました。前理事長である父の引退に伴い、その職務を引き継ぐこととなり、その責務に身が引き締まる思いです。
地域医療に貢献したいという思いで、診療に携わっていますが、ここ豊後大野市は過疎先進地域であり、全国より10年早く高齢化が進んでおります。日常の診療においてもそれを実感する毎日です。疾患の治療だけでなく、社会復帰・適切な療養環境を提供できるよう医療・介護の連携の強化が必要と考えておりました。令和6年8月より、訪問看護ステーション「ふくしま」の開設を予定しています。皆様が安心して在宅生活を継続できるよう支援していける環境づくりの一助となるよう期待しております。今年度は、「医療報酬、介護報酬の同時改訂」の年となり、医療・介護をとりまく環境がいっそう大きく変化する年となります。これからも地域に必要とされる医療の提供と機能・質の向上、地域との連携を柱に当院の運営をしていきたいと考えております。
新たなスタートを切り、皆様にとって安心と信頼できる医療機関となることを目指して、全職員とともに邁進してまいります。福島病院をこれからも宜しくお願い致します。
令和6年5月
新生会 福島病院
理事長 福島 隆生